館山の戦跡 旅行・観光ガイド ブログ

久里浜港 東京湾フェリー・浜金谷・富浦

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館山の要塞跡

東京湾の入口に当たる房総半島や三浦半島は、防衛上重要な拠点とされ、19世紀以降、「東京湾要塞」の建設が進められました。特に館山は、東京湾の先端部に当たること、横須賀の軍港が近いことなどから、防衛の最前線とされ、様々な施設が建造されました。

館山の要塞は、太平洋戦争でも重要な役割を担った施設が多く、近代日本の歴史を語る上で重要な地域であるといえます。

東京湾フェリー

館山への行き方は、鉄道、バスなど様々ありますが、今回は、東京湾フェリーを利用しました。

東京湾フェリーとは、久里浜港と金谷港を約40分で結ぶ航路です。

京急バス 東京湾フェリー(久里浜港)停留所
京急久里浜駅から東京湾フェリー乗り場まで十数分。

京急久里浜駅からフェリー乗り場までは、バスで十数分。京急バスに乗り、「東京湾フェリー」で下車します。

東京湾フェリーターミナル
房総半島や伊豆諸島の航路が集まる久里浜港。

東京湾フェリーの切符売り場

金谷行きのチケットを購入して、港で待っていると、伊豆大島行きのセブンアイランドが入港してきました。房総半島だけでなく、伊豆大島とも繋がっているんですね。

東海汽船 セブンアイランド愛
伊豆大島行きのジェット船が来ていた。

ほどなくして、「しらはま丸」が到着し、乗船手続きが始まりました。

乗船したのは、10:20発の便。東京湾フェリーは、6時台~19時台まで、1時間おきに運航されているようです。

運賃は、片道700円です。

しらはま丸
しらはま丸が入港。
久里浜港に着岸した「しらはま丸」
フェリーが着岸し、まもなく乗船がはじまる。
海上から見た久里浜港
金谷港に向けて出港。

2月だったので、甲板は非常に寒いですが、快晴だったため日差しが気持ち良かったです。

しらはま丸のデッキ
甲板で風景を眺めるのが気持ちいい。
久里浜港の風景
久里浜を離れて房総に向かう。

出港時、対岸の房総半島は、既にうっすらと見えていました。金谷港まで、約11kmだそうです。

久里浜から見る房総半島
すでに対岸の房総半島が見えている

船内は広く、ファミレスのようなソファー席や、バーのカウンター席のようなものまで、様々なタイプの座席があります。

売店もあり、ちょっとした軽食を購入できます。短い船旅ですが、設備はそれなりに充実していました。

しらはま丸船内 座席

しらはま丸の売店
船内には売店がある。

冬場で空気が澄んでいたこともあってか、久里浜側を振り返ると、富士山が見えていました。

久里浜港と富士山
久里浜側を振り返ると富士山が見えた。

途中、対岸から出港した「かなや丸」とすれ違いました。東京湾フェリーは、「しらはま丸」と「かなや丸」の2隻で運航されています。

この辺りは、東京湾内とはいっても、外洋に近い場所のため、船はそれなりに揺れます。船酔いが心配な人は、甲板で風に当たっていると良いと思います。

かなや丸
対岸から出港した「かなや丸」と行き違う。
房総半島
房総半島に接近。

金谷港・浜金谷駅

金谷港までは、あっという間でした。

しらはま丸が着岸すると、出口には下船する乗客の行列ができていました。

金谷港に入港
金谷港が見えてきた。

金谷港は、千葉県富津市にある港で、就航しているのは、この東京湾フェリーだけです。

JR内房線が近くを通っており、浜金谷駅で乗り換えできます。

また、鋸山ロープウェーの鋸山山麓駅も近くにあり、観光拠点となっています。

金谷港

金谷港に着岸したしらはま丸

下船する乗客

久里浜からの乗客が下船し終わると、金谷港で待っていた乗船客が搭乗し始めます。

久里浜方面の乗船開始

金谷港ターミナル
金谷港のフェリー乗り場

さて、館山方面へ向かうため、ここで内房線に乗り換えます。

金谷港からJR浜金谷駅までは、徒歩10分弱。無事、予定していた内房線に間に合いました。

JR内房線 浜金谷駅
金谷港から徒歩10分弱で浜金谷駅に到着。
浜金谷駅のホーム
館山方面の内房線を待つ。

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探索日
2012/02/04 - 05

このレポートには、さば柄氏 ・ nokinoshi氏 からご提供いただいた写真が含まれています。

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