南大東島 旅行・観光ガイド ブログ

南大東島 星野洞

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アジアで一番美しい鍾乳洞

地底湖探検ツアーで入った鍾乳洞は、自然のままの整備されていない洞窟でしたが、星野洞は、村が観光客向けに整備した鍾乳洞です。

竹下内閣の「ふるさと創生基金」を利用して整備されたそうです。税金の有効な使い道だと思います。

星野洞 建物
西港の近くにある星野洞。

星野洞へは、在所から自転車で20~25分ほど。西港へ向かう道の途中で右折します。

注意点としては、事前に電話で連絡すること。というのも、いつも係の人が常駐しているわけでは無いらしく、また不定期に休みになることもあるため、事前に確認しておくことをオススメします。

私の場合、当日の朝連絡を入れたのですが、担当者がまだ那覇にいて「午前便の飛行機で向かうので、13時に来てください」と言われてしまいました。実は、この日、午後便の飛行機で北大東島に向かう予定があったのですが、幸い15:40発だったため間に合いました。

星野洞 入口
受付を済ませて、いよいよ鍾乳洞へ入る。

さて、受付を済ませたら、いよいよ鍾乳洞へ。

星野洞 ガイド音声
ガイドの音声が流れるラジカセを渡される。

ガイドさんが同行するわけでは無いので、代わりにラジカセを渡されます。指示されたポイントで、再生・停止を行うことで、説明を聞くことができます。

星野洞 通路
長い下り坂を進む。

まずは、長い通路を下っていきます。鍾乳洞の保存には、湿気が欠かせないため、通路の両端には、湿度を保つための扉が付いています。

鍾乳洞 二重扉
鍾乳洞の保存に必要な湿度を保つ二重扉。

星野洞 鍾乳洞への階段

階段を下ると、いよいよ鍾乳洞が広がります。きれいに開けた空間で、一面の鍾乳石が見渡せます。ライトアップされていて綺麗です。

ちなみに、私が鍾乳洞に入った時間帯、他に観光客はいませんでした。この絶景を独り占めです。

南大東島 星野洞
星野洞は、100以上の鍾乳洞がある南大東島で最大規模。

星野洞は、「アジアで一番美しいと言われる鍾乳洞」だそうです(地底湖探検ツアーの東さん談)。

また、美しいだけでなく、長く延びた鍾乳石や石筍、石柱が無数に並んでいる様子は、地質学的にも大変意味のある産物で、専門家をも唸らせるとか。

南大東 星野洞 鍾乳石
美しく伸びる鍾乳石は、専門家をも唸らせる。
星野洞 全景
星野という名前は、土地の所有者の名字らしい。

私も、こんな風景は初めて見ました。過去に秋芳洞に行ったことがありますが、比較になりません。

星野洞 奥行き
立入はできないが、ずっと奥まで続いている。
星野洞 石柱
鍾乳石と石筍が繋がったものは石柱と呼ばれる。

洞内は、高低差があり、階段でさらに下っていきます。

星野洞 階段

幕状鍾乳石 カーテン
見事な幕状鍾乳石(カーテンと呼ばれる)。

ふと、通路の脇をのぞくと、お酒の瓶が並んでいました。

これは島の伝統的な習慣で、中学を卒業した子どもたちが、ここに酒を納め、大人になって戻ってきた頃には、熟成されて美味しい酒になっている、というものです。この慣習は、今でも行われているようです。

星野洞 落差
階段を下り、鍾乳洞の奥へ進む。
星野洞 ライトアップ
幻想的にライトアップされた鍾乳洞。
星野洞 石筍
巨大な石筍。

下の階層まで下りると、星野洞の雄大さが、より一層感じられます。

星野洞は、南大東島へ行ったら、必ず立ち寄るべきスポットですね。

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探索日
2013/04/28 - 05/01
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