冬の養老渓谷

先日、養老渓谷に行ってきました。

養老渓谷は、房総半島の中央に位置する、千葉県有数の観光地です。養老川によって形成された風光明媚な渓谷と温泉(養老渓谷温泉)があります。

粟又の滝近くに整備されている遊歩道。

行き帰りは小湊鉄道を利用しました。ちょうど1年前に乗車して以来、2度目になります。今回は、2日間有効な往復切符を購入。なんと、往復で740円もお得です。

養老渓谷駅を発車した小湊鉄道。

1,700円で2日間有効な往復乗車券。

東京都心から鉄道を乗り継いでおよそ2時間。伊豆箱根に比べて格段に都心に近いにも関わらず、知名度はいまいちで、全体的に鄙びた雰囲気が漂っています。

新緑と紅葉の時期には、多くの観光客が押し寄せるということですが、今回真冬ということで、人はまばら(というかほとんど人がいない)。温泉郷ということだったので、ある程度の賑わいは期待していましたが、旅館以外の商店はことごとく廃業していて、一部廃墟と化していたホテルもありました。

人の気配が無い養老渓谷温泉郷。

温泉郷の商店は営業していない。

繁忙期に季節営業するお店もあるんでしょうが、物寂しすぎて観光地らしさがありません。

今回の主旨とは無関係ですが、温泉郷の中心を走る県道沿いに、戦時中の防空壕跡がありました。結構大規模な横穴が複数あり、しかも封鎖されていません。誰か悪戯で中に入ったりしないのでしょうか。

温泉郷に点在する防空壕跡。

防空壕は封鎖されていない。

温泉に一泊した後は、「粟又の滝」と「弘文洞跡」を散策。路線バスは1日4往復ですが、時間配分を上手く考えれば、バスだけでもある程度回れます。

千葉県の有数の観光名所、粟又の滝。

遊歩道から眺める弘文洞跡。

少し小雨っぽい天気でしたが、傘が必要になる場面はありませんでした。遊歩道もきちんと整備されていたので、歩きやすかったです。人が少ない季節だったこともあって、静寂に包まれた養老渓谷を堪能できました。