小値賀島 旅行・観光ガイド ブログ

小値賀 黒島郷・黒島園地・神ノ崎遺跡

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黒島に行く

黒島は、小値賀島の南に位置し、面積0.2平方km、周囲3kmほどの非常に小さな島です。80人ほどが暮らしていて、金比羅大橋で小値賀島と結ばれています。

小値賀 黒島

黒島は、小値賀港の一部を成しており、言われないと島だと気付かないほど、小値賀島と一体になっています。

小値賀島と黒島
橋の向こうが黒島。

笛吹郷のすぐ近くにある黒島は、観光客にとっては、気軽に足を運べる散策スポットと言えます。笛吹郷の中心部から金比羅大橋までは、700メートルほどの距離で、徒歩約10分です。

小値賀島 金比羅大橋
小値賀島と黒島を結ぶ「金比羅大橋」。

金比羅大橋からは、小値賀港を一望できます。眺めると分かりますが、小値賀港は、一部で黒島の土地も活用しながら、湾のような形を造っているんですね。

黒島側の港湾設備は、廃墟化したものがいくつか見られました。

小値賀町黒島 金比羅大橋
金比羅大橋の上から見た黒島。

黒島郷を歩く

金比羅大橋を渡りきると黒島です。笛吹郷とは違い、港に面した場所には民家がありません。集落は、少し奥へ進んだ場所にあります。

黒島は、岩場と絶壁で囲まれていて、海水浴場はありません。岩場も、草や苔が繁茂していて、ちょっと近付き難い感じでした。

小値賀 黒島の風景

小値賀町 黒島の集落
黒島の街並み。

黒島の集落はコンパクトにまとまっています。この島でも、あちこちで猫を見かけました。やはり、島暮らしに猫は欠かせないのでしょうか…。

小値賀 黒島の猫
猫がいた。

黒島には、「黒島園地」という場所があるので行ってみました。黒島園地は、黒島の集落を抜けて、東側の坂道を登っていくとたどり着きます。

黒島園地の入口。

だだっ広い駐車場のような広場が、黒島園地の入口です。ここから長い石段を登っていきます。

この山は、「こんぴら山」と呼ぶらしいです。そういえば、斑島の山も「金比羅岳」でしたが、「金比羅」という言葉は、小値賀では特別な意味があるのでしょうか。

黒島園地 小値賀島
この階段を登った先に、黒島園地がある。
小値賀町黒島の鳥居
黒島園地に到着。

こんぴら山の頂上に到着しました。鳥居をくぐると、石垣のような構造物が姿を現しますが、これは黒島園地の展望台です。

黒島 展望台の石垣

黒島園地の展望台

展望台からは、小値賀島の小値賀港野崎島を眺められます。訪れる人も少なく、気持ちの良いひとときを過ごすことができました。

黒島園地からの眺め。
展望台からは、笛吹郷がよく見える。

黒島園地には、金比羅宮という神社が鎮座しています。年季の入った鳥居が神聖な雰囲気を醸し出しています。

小値賀町 黒島の神社
黒島園地にある神社。

黒島には、もう一つ、「神ノ崎遺跡」という注目スポットがあります。神ノ崎遺跡は、昭和57年に発見された30ほどの石棺墳墓からなる遺跡で、弥生時代から古墳時代にかけてのものといわれています。副葬品も残されていて、中には珍しい鉄斧などが見つかっています。

小値賀島 黒島の道路
黒島の島内を歩く。

島の南部も探検してみました。左右を生け垣に仕切られた不思議な空間が続いています。どうやら、この生け垣の向こうには、畑があるようなんですが、有効に活用されていない土地もありそうです。

黒島 廃車されたバス
廃棄されたバスが放置されていた。

廃車された大型バスが打ち捨てられている一角がありました。西肥バスは、1990年代まで、小値賀島でバス事業を行っていたので、この車体は、その当時のものかもしれません。

黒島の景色 小値賀島

黒島の末端 行き止まり

南部へ進むと、道は一本道となり、次第に荒れていきます。地図を見ても、この先何も書いてなかったため、途中で引き返しました。

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探索日
2015/04/30 - 05/04
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