青ヶ島 旅行・観光ガイド ブログ

青ヶ島 池之沢の二重カルデラ

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青ヶ島の地図

流し坂から見る池之沢

青ヶ島は、二重式カルデラによって成る島で、その特徴的な地形は、池之沢で見ることができます。

海沿いの都道
集落を出て東側の都道を歩く。
流し坂手前の分岐
大千代方面に分岐する道。
速度制限の標識
島内全域が時速30km制限。
池之沢のカルデラ
流し坂の上から池之沢を望む。

池之沢へは、集落から東側の都道を進み、外輪山からカルデラ内部へ下って行きます。外輪山を下るポイントは「流し坂」と呼ばれ、トンネル(平成流し坂トンネル)と旧道が存在します。歩行者はどちらでも大丈夫ですが、車の場合、旧道は危険なため、トンネルの利用が推奨されています。

平成流し坂トンネル
平成流し坂トンネルとの分岐点。
平成流し坂トンネルの入口
1992年に開通したトンネルです。
流し坂の全景
流し坂は、外輪山から池之沢へ下る唯一のルート。

流し坂の上から眺める池之沢は、まさに絶景です。きれいな器状になった外輪山と、その真ん中に突き出たプリン型の丸山。自然の造形美というものを、間近で感じることができます。

流し坂
旧道の流し坂はつづら折りの坂道。
流し坂から見る外輪山
流し坂を下っていく。

今回は、旧道の流し坂を下っていくルートにしました。自分が外輪山の「器」の中に入っていく感覚は、味わったことの無い不思議な感じでした。

流し坂から見る池之沢
徐々にカルデラの中に入っていく。
曲がり角のガードレール
カーブのへりのガードレールが無くなっていたが、これは…
池之沢へ続く坂道
この坂を下り切ると、カルデラの底に着く。

現道と合流し、カルデラの底まで一気に下っていきます。

池之沢を歩く

池之沢の道路
三宝港に続く都道は、車幅一台分だけ舗装されている。
池之沢の環状道路
三宝港とは逆側に歩いていく。
廃車のパワーショベル
打ち捨てられた工事車両。

カルデラの中に入ると、そこは鬱蒼とした森の中。池之沢には、ライフラインが整備されていないため民家はなく、畑や倉庫、工場などが建ち並んでいます。

森の中を通る作業路
池之沢の内側を貫通する作業用道路。
島庁跡地
島庁跡地には、ブランコがぽつんと立っている。
池之沢の小屋
空き地にぽつんと立つ小屋。

江戸時代、集落の中心は池之沢にあったとされています。これは、外輪山に囲まれていて強風の影響を受けにくかったこと、地熱の蒸気を生活に利用できたこと、水源があり、水に困らなかったことなど、生活する上での利点が揃っていたためでした。

現在、その痕跡は、島庁跡地(何故かブランコが設置されている)と数ヶ所に遺る石垣くらいしかありません。

丸山の展望広場から見る眺め
丸山の上から外輪山を眺める。

中央にそびえる丸山にも登ることができます。キャンプ場そばの登り口から歩いて、正味20分くらいの道程です。

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探索日
2011/08/07 - 10
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