ふれあい下水道館(小平市)で下水道見学

ふれあい下水道館(小平市)で下水道見学

小平市に「現役の下水道管に入れるヤバイ施設がある」と聞いて、行ってみることにしました。その名も「小平市 ふれあい下水道館」という施設。日本で唯一、本物の下水道管の中に入ることができます。

小平市 ふれあい下水道館
小平市にある「ふれあい下水道館」。

「ふれあい下水道館」は、平成2年度に下水道の普及率が100%を達成したことを記念して造られた「下水道の大切さを学べる施設」です。西武国分寺線 鷹の台駅から徒歩7分の場所にあります。入場料はなんと無料です。

ふれあい下水道館 階段
地下5階まである館内。階段で下っていく。

外観からは、3階建ての小ぢんまりとした建物のように見えますが、なんと地下5階まであります。お目当ての下水管があるのは、地下5階。各階に展示物があるため、階段でワンフロアずつ下っていくのがおすすめです。

ふれあい下水道館の展示 地下2階
地下2階は、「くらしと下水管」と題した展示フロア。

地下2階は、「くらしと下水管」フロア。生活の中で、下水管がどのように機能しているか模型を使って分かりやすく説明しています。

下水道館の展示 下水の旅
下水がどのように流れていくかを解説する「下水の旅」。

ワンフロアの展示が非常に充実していて、展示を一つずつ熟読していくと、地下5階に降りるころにはお腹いっぱいです。地下3階は「小平の水環境」、地下4階は「特別展示質」となっています。

下水道見学 小平
地下5階「ふれあい体験室」。下水管の入り口がある。

ついに地下5階「ふれあい体験室」に到着。このフロアだけ物々しい設備があり、一気に緊張が高まります。扉の脇に消毒液が置かれていることからも察してください。

ふれあい下水道館 下水管見学
扉の横には、メタンや硫化水素のメーターがある。

この時点で、すでに怪しい臭いが漂い始めています。「大丈夫か?来るか?」と臭いを牽制しながら進んでいきます。

まるで地下シェルターのような設備ですが、豪雨による増水などで、下水管の水位が一気に上がることがあり、その場合には、この密閉扉を閉めないと、フロアが下水まみれになってしまいます。まさに、この二重扉は生命線なのです。

下水道管 出入り口
いよいよ、出る!

蛍光灯の周りには、ハエらしき虫がブンブン飛んでいました。やっぱり、ハエは臭い所に集まる習性があるのでしょうか。メタンガスが発生している恐れがあるため、もちろん火気厳禁です。

それでは、いよいよ下水管の中へ!

下水道の見学
下水管の中の見学スペース。

「うわっ!くさい!」

生温かく強烈な臭いと水が流れる音がトンネルいっぱいに広がる不思議な空間。臭いは、吐きそうな臭いというより、強烈なアンモニア臭で鼻がツーンとする感じ。長時間居ると、鼻がおかしくなりそうな、身の危険を感じる臭いです。

下水自体がちょっと温かいのか、湯気のような生温かい空気が管全体を覆っていました。漫画やアニメとかでたまに見る「下水管からアジトに侵入」がいかに困難かが分かります。(臭い的に)

下水道 見学 強烈な臭い
管を流れる下水がよく見える。

この日はあまり水量が無く、小川のような緩やかな流れでした。にも関わらず、上流から滝のような轟音が聞こえてくるのは、この上流に別の下水管との合流地点があるからだそうです。(落差16メートルなので、まさに滝のように合流しているらしい)

やはり、一番の驚きは、我々が生活する地上からこんなに深い場所に、これだけの太さの管が通っていることでしょう。そして、この下水管を日々点検してくれる人が居ることも忘れてはいけません。ふれあい下水道館は、階段で簡単にアクセスできましたが、通常は、マンホールなどの立坑を梯子で上り下りするので、アクセスはさらに過酷です。

多分、もう二度と来ない気がしますが笑、人生に一度くらいは下水管を体感しておくといいかも知れないと思いました。

投稿日時

2017年09月10日


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