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中央防波堤内側埋立地

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都心のビル群を一望

中央防波堤周辺の地図

意外にも、中央防波堤は、都心を一望できる特等席でした。

日本環境安全事業の裏手にある更地
バス停の先には、だだっ広い空き地が広がる。

祝日で賑わっているだろうお台場はもちろん、品川、汐留、豊洲、さらにスカイツリーまで。これだけ見渡せると、夜景もきれいなことでしょう。

中防から望む都心
東京の臨海地域が一望できる特等席。

とにかく「空が広い」というのが、第一印象でした。土地が広い割に建物が少なく、周囲が海のため、視界を遮るものがありません。

また、都心のビル群に囲まれた場所でありながら、訪れる人が極めて少なく、この絶景を独り占めできます。

中央防波堤の“役割”

前述の通り、ごみの最終処分地として、都内各所からごみ収集車が集まるこの島には、廃棄物処理やリサイクル関係の業者が多く立地しています。

また、東京都の環境局が合同庁舎を構えていて、都内の廃棄物処理機能をこの地に集約しているようです。

内側埋立地の建物群
対岸から見る中防内側埋立地。

一方で、広大な空き地は、コンテナヤードとしても利用されていて、内側埋立地の1/4程度を占めるまでになっています。

外側埋立地の遠景
中防外側埋立地を望む。

ごみの一大集積地

中央防波堤全体が、そもそもごみの埋立地であり、地下からはメタンガスが噴出しているとのこと。このため、人間が住むことはできず、民家は全くありません。

内側埋立地の道路
車の通行が無い直線道路。
草に覆われた歩道
歩道に雑草が生い茂っていた。

整然と引かれた直線道路に車通りはほとんど無く、たまにごみ収集車が通る程度。所々路面が荒れていて、メンテナンスは行き届いていない様子です。

歩道もありますが、通り抜けられないほどの雑草に覆われていました。内側埋立地のメインストリートでさえ、歩行者の通行は皆無なのでしょう。

不燃ごみ処理センター前の交差点
不燃センターの入り口。
不燃物処理施設の炉
巨大な炉があります。
中防不燃ごみ処理センター
不燃ごみの処理施設。
中潮橋
中潮橋は、関係車両以外進入禁止。

中潮橋は、内側埋立地から新海面処分場へ通じる唯一のルート。残念ながら、ゲートがあり、処分場の関係者以外は渡ることができませんでした。

風力発電所のゲート
風力発電所「東京風ぐるま」には近付けない。

中潮橋を過ぎて先へ進むと、風車が見えてきます。「東京風ぐるま」と呼ばれる風力発電所です。こちらも、「関係者以外立入禁止」という札が立っていました。

内側埋立地のコンテナヤード
広大なコンテナヤードが続く。
コンテナヤードのコンテナ
積み上げられたコンテナ。

一方で、コンテナヤードを囲うように走る道路には、トレーラーが並んで駐まっていました。

公道のはずですが、コンテナヤードの関係者以外は使わない道路なので、路駐も公認ということでしょうか。

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探索日
2010/10/11
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