土合駅(上越線の地下駅) 旅行・観光ガイド ブログ

土合駅観光・谷川岳ロープウェイ 国道291号線を歩く

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夏の土合駅周辺

雪に覆われた風景の写真ばかりだと、周囲の様子が分かりづらいので、6年前の9月に訪れた際のレポートも載せておきます。当時から6年も経っているので、いろいろと状況が変わっている場所もあると思いますが…。

土合駅の駅舎
三角屋根が目を引く駅舎。

大きな赤い三角屋根が目を引く駅舎は、青々とした夏山によく映えます。

下り線のホームと連絡通路が工事中だったため、工事関係者が出入りしていました。

菊富士食堂
菊富士食堂の廃屋。

駅前は、だだっ広い砂利敷きの広場。土合に車で訪れた観光客の駐車場として使われていました。駅舎の向かいにぽつんと佇む廃墟は、「菊富士食堂」の廃屋です。冬場は雪に埋もれて全景を確認できませんでしたが、夏は草木に囲まれて良い雰囲気です。

土合駅 駅前広場

国道に繋がる砂利道は、緩やかな下り坂になっていました。それにしても、駐車場でも持て余すくらいの広い土地ですね。

土合ハウス 夏
土合ハウスが営業していた。

駅の脇に建つ「土合ハウス」が営業していました。夏場は登山客で賑わうのでしょう。宿泊客か関係者の車が出入りしていました。

土合駅 駅名標
駅の入口に建つ駅名標。
国道291号線 谷川岳 夏
土合駅前の国道。

駅前にはバス停があるくらいで、本当に山奥という感じ。ただ、バス停は立派で、コンクリート造りの待合所には、木製のベンチと開閉可能なガラス窓が備わっています。

土合駅前バス停
水上方面のバス停。電車より本数が多い。

土合駅のそばを流れるのどかな清流は、湯桧曽川(ゆびそがわ)です。河原に降りる道はなく、上から眺めることしかできませんでしたが、癒される風景です。なお、湯桧曽川はしばしば鉄砲水が発生することでも知られていて、川遊びの際には注意が必要です。

駅前の清流
駅の近くには澄んだ川が流れる。

土合口駅まで歩く

谷川岳ロープウェイの土合口駅までは、土合駅から1.5kmほどあり、徒歩で30分弱ほどの距離です。土合口駅より先、一ノ倉沢まで道路は通じているものの、自然保護の観点から一般車両は通行止めとなっているそうです。また、谷川岳を越えて土樽側に抜ける道は、今のところ存在しません。

この日はすごく天気が良かったので、谷川岳ロープウェイの土合口駅まで歩いてみました。

人影のない道路
坂道を徒歩で登っていく。

一つ目のヘアピンカーブを過ぎると、「土合橋」と書かれた場所に差しかかります。周囲には、土合橋バス停と、「マックス」というアクティビティツアー事業者の施設がありました。ラフティングやカヌーの体験ができるようです。

土合橋 バス停
「土合橋」のバス停付近。

土合橋からは、湯桧曽川を見下ろすことができます。谷川岳の清流が、勢いよく岩場を流れていました。

湯桧曽川の渓流
湯桧曽川の渓流を見下ろす。

また、橋からは「湯吹の滝」と呼ばれる滝を眺めることもできます。湯吹の滝は、人工的に造られた砂防ダムだそうです。川がスパッと途切れたような幅広の滝で、なかなかの迫力です。

湯吹の滝(ゆぶきのたき)
「湯吹の滝」と呼ばれる滝。

土合橋を渡ると、スノーシェッドが現れます。既にかなり高度が上がっていて、スノーシェッドの柱の合間からは、土合駅を含む周囲の風景を見渡すことができます。

赤いスノーシェッド
スノーシェッドの中を歩いていく。
土合駅と周囲の山々
土合駅が見える。

スノーシェッドを抜けたところに、土合霊園地があり、さらに進むと、「谷川岳 有料駐車場」と書かれた広い駐車場があります。ただ、訪問時は平日だったためか閉鎖されていました。休日になると観光客で混み合うのでしょうか。

谷川岳ロープウェー 駐車場
観光・スキー客向けの広い駐車場。

閉鎖されていた駐車場から、徒歩5分ほどで「谷川岳ベースプラザ」に到着。谷川岳ロープウェイの土合口駅が併設されています。

訪問時は、観光客がほとんどいませんでしたが、ロープウェイは通常通り運行されていました。

谷川岳ロープウェー
谷川岳ロープウェー乗り場。

この日は時間に余裕があったので、ロープウェイで天神平駅まで登り、展望レストラン「ビューテラス てんじん」で昼食を摂りました。さらに、天神峠ペアリフトに乗り、天神峠駅まで登ってきました。ロープウェイとリフトを乗り継いで手軽に登山できるのは良いですね。

谷川岳ロープウェー ゴンドラ
ちょうどゴンドラが降りてきたところだった。

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探索日
2008/09/05

このレポートには、さば柄氏 ・ nokinoshi氏 からご提供いただいた写真が含まれています。

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