学生生活

多摩美での生活

デザイン棟の廊下学科によって異なるので、私が在籍しているグラフィックデザイン学科(以下、グラフと記す)に絞って書きますが、とにかくグラフは課題が多いです。同時並行で複数の課題をこなさなければならず、大抵の場合一日二日で終わるようなものではないため、徹夜が常態化します。

1年生の前期は描写系の課題と平面構成的な課題があり、前者は画用紙やキャンバスに描き込むもので、週1枚が基本ペース、後者は色塗りが大変で、描写系の課題に気をとられていると着色が間に合わなくなります。

後期は色塗りは無くなり、PCを使った構成やトレース作業になります。作業量的には一気に楽になりますが、大学のPC室のキャパシティーが小さいため、自宅に作業環境が無いと辛い思いをすることになります。課題はA3ノビで提出というパターンが多いのですが、自宅にA3で出力できるプリンタを所有している人など数少ないので、大学のプリンタを頼らざるを得ないのです。ところが、大学のプリンタも台数が少ないため、課題提出前には行列ができることもしばしばです。

もちろん、描写の課題は平行して進めますが、描写の方に限ってはいくつかパスできるので、後期になると課題を出さなくなる人が増えてきます。

グラフの描写課題2年生では、これがさらに忙しくなると思ってください。描写の課題が出るのは1年生と変わりませんが、それに加えてアニメーション、写真、タイポグラフィ(後期~)、その他平面構成的な課題などがあります。提出時期が同じ週に集中することが多いので、計画的にやらないと死にます。写真は撮影→現像→暗室→製本の手順を踏まなければいけませんし、アニメに至っては数百枚の絵を描いて、PCでつなげるという果てしない作業です。もし全ての作品を最高のクオリティで、と意気込むのであれば、寝ない、遊ばない、怠けない、をスローガンに、課題だけの生活を過ごしてみてください。

たぶんグラフは美大の中で一番“課題で忙しい”学科だと思いますね。それが良いのか悪いのかはわかりません。皆、自ら希望して激しい競争を勝ち抜いてきたわけですから、不平不満を言う人はいても、グラフに入ったことを後悔してる人は見たこと無いです。


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